リッスン ある日の風景「タイムマシン」

「え?タイムマシンですか?」

「えぇ、もしあったとしたら皆はどう使いたい?」

「私は小学生の頃の自分に会いたいなぁ」

「ん?そういうのってバタフライ効果が起こったりするんじゃないか?」

「まーた出ましたよ、風花先輩のまじめ理論」

「うっ・・・」

「今回はそういう考えは無しで話し合いましょう」

「すまない・・・」

「それで、貴音ちゃんは小学生の自分に会って何をするの?」

「ラジオ楽しさを教えてあげたいです!」

「ほぅ」

「一緒に私の好きなラジオを聴きながらお喋りできたら楽しいだろうなぁ、ふふっ」

「なんか貴音らしいね」

「あぁ、私ならもっと私利私欲の為に使うけどな!」

「何に使う気だよ・・・」

「過去の自分に会って、これから起こる未来の出来事を教え込みます!
     これで私は預言者として有名に!」

「なんか美貴みたいな考えだな」

「なるほど、いい考えね」

「まぁでもこういう使い方をする人の方が多いんだろうな」

「そういう風花先輩はどう使うんですか?」

「私?私は・・・そうだなぁ・・・」

「咲のにちょっと似てるけど
     歴史的大事件を防ぐために預言者として
     出来る限りの情報をリークしておきたいなぁ」

「なんとまぁ、出来た人やで」

「さすが警察官の娘ね」

「え!?風花先輩の親、警察官なんですか!?」

「あぁ、父親がな」

「どうりで・・・」

「風花先輩の前じゃ悪さできないな・・・」

「だから真面目な性格してるんですね」

「関係ないだろ・・・いや、あるのか・・・?」

「まぁいい、つまり私は人の為にタイムマシンを使うって事だよ」

「中々言えませんよね、こんなこと」

「風花ってば本気で言ってるからすごいのよねぇ・・・」

「ていうかみんな過去にしか行ってないじゃない!」

「私なら絶対未来に行くわよ!」

「未来に行ってどうするんです?」

「まさか自分がどんな風に成長してるか見に行くー、とかじゃないでしょうね?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「咲ドンぴしゃ」

「え・・・マジかよ・・・」

「悪い!??だって気になるじゃない!!自分がどんな風になってるか!!」

「いや、それ、綺麗になってたら良いですけど
     残念になってたらどうするんですか・・・
     絶望しながら生きていく事になりますよ?」

「咲ちゃん・・・私が・・・残念に・・・なるとでも・・・?」

「いや~分かんないですよ~
     歳とれば顔なんてすぐ変わりますからねぇ」

「さ、咲ちゃん・・・なんでそんな挑発するような事を・・・」

「はぁ・・・やっぱ未来行くのやめた・・・」

「私も過去に行って有名になることにするわ」

「結局そうなるのか」

「それが良いですよ」

「さて!残るはさっちゃんだけだね」

「里子はどう使うんだ?」

「ん~・・・・・・」

「私は使いません」

「・・・」

「へ?」

「え?」

「なんで?」

「だって私は今で十分満足してますもん!」

「これ以上求めるのは罪ってもんですよ!」

「なるほどねぇ、じゃあ私も使わない!」

「私もだー!!」

「え?無理に私に付き合わなくてもいいんだよ?」

「いやぁだって、罪にはなりたくないしー」

「だよなぁー、私達だって今で十分満足してるわけだしな」

「そっか、ふふふっ」

「じゃ、じゃあ、しょうがないけど私だって使わないでいてあげるわよ
     罪は嫌だし」

「そ、それじゃあ私も・・・」

「風花(先輩)は使って(ください)!!」

「え・・・?なんで・・・?」

「なんでって・・・そりゃあ、まぁ・・・・・・・・・」









「人類の為に!」

「お・・・おう・・・・・・そっか・・・」

「頑張るよ」

この記事へのコメント

- うっ - 2015年04月24日 18:23:23

某所でノベル始めたそーですが、
作品見たら体裁がこちらとそっくりでした。

まだチャレンジの受付はしてませんで残念。

Re: タイトルなし - すーじぃ - 2015年04月24日 20:05:24

> 某所でノベル始めたそーですが、
> 作品見たら体裁がこちらとそっくりでした。
>
> まだチャレンジの受付はしてませんで残念。

顔画像があるだけでだいぶ読みやすくなりますね!
おそらくチャレンジができても投稿はしないと思います...

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